「……あ、鼻血」
「あ?」
まさかボスの鼻血が見れるなんて思ってなかった。まさかこれで運全部使い果たしちゃいましたとかないよね!!?
「う、ゔお゙ぉい…。ボス、まだ鼻にティッシュ詰め込んでるぜぇ…」
「ちょっ、何も言うなよ! きっと鼻血出した事がないからいつあれ外して良いのか解らないんだよ!」
「あれ教えたのお前だろぉ」
「うん。」
スクアーロと2人、ソファに座ったままひっそりとボスについての観察状況を言い合っている。あれは滅多に見られないよ。ボス……真面目な顔でも、鼻にティッシュを詰めてたらあんまり威厳ないッス…。
「あ、ティッシュ抜いた」
「良い加減本能で血が止まったから大丈夫だと思ったんだろぉ」
「あ、チーンした」
「チーンて…」
「あぁっ! また血が出て来た! しかも勢い良いよ!!」
「ゔお゙ぉい! 何やってんだアイツはぁ!!」
多分スクアーロの言う通り本気で大丈夫なんだと思ったんだろう。ボスはティッシュを取って投げ捨て、何か鼻の中に異物感を感じたらしく、片方の鼻を押さえチーン!てした。その結果、再び鼻血がドバーッと。おいおい、シャレになんないよボス。
「…………
」
「あっ、はいっ!」
「また出て来たぞ」
「あー…。それはボスがチーンてするからですよ。良いですか? まず…ってあーもう! 駄目だ! この方法古典的過ぎる!!」
「っ!!!?」
「なっ、
!?」
大体この方法正解じゃないんだよ! 傷口広げちゃうだけだしね!!
「ボス、ヘイカモンです」
「断る。」
「何故ー!? この仕打ちはいったい!!? いや、大人しく膝枕されて下さいよ!」
「嫌だ。」
「そう言ってる間にも鼻血ドバドバ出てますって! 出血多量で死にたいんですかアンタは! どうせなら風呂場で溺死してしまえ。」
「そっちの方がもっと不名誉だろうが」
「どうせ不名誉で死んで行くんならとことん不名誉を極めてやりましょうよ。豆腐の角で頭ぶつけて死ぬとか!」
「トーフ?」
「出た。日本知らずの坊ちゃん」
「あれだろぉ。あの白くて味気ねぇやつ」
「いや、美味しいよあれは。ってかスクアーロ食べたの? スクアーロのクセに? 生意気…」
「ゔお゙ぉい! 何で豆腐食っただけでそんな言われなきゃなんねぇんだぁ!?」
「さ、ボス。さっさとして下さい。鼻血止めたいでしょう。」
「…………………………………………」
「(ぜってぇ今のは脅しだぁ……)」
あとがき
なんて意味もない昔の産物。この頃は復活の暗殺部隊の頭に惚れてたようですね←
それにしても喋ってばっかりだ(´ー`)ノ
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