「なぁ、ってさ」
「うん」
「犬だよな。」
「………はぁ!!?」


なっ、何コイツ!? いきなり言い出した言葉が「犬」かよ!! 人間に対して!! しかも本人に向かって!!!


「私はアレよ、昔言われたけど動物に例えたら犬じゃなくて熊なのよ。
「それ犬の方がマシだとか思わねぇ?」
「いや、良いよ熊で。強いし。熊鍋とかあるし」
「熊鍋て。」
「食べた事はないんだけどさ、こう…鍋から熊の手が出てるらしいよ。
「真剣に恐ぇな。」
「待て、私達は何故熊鍋について語っているんだ。」
「お前が自分を動物に例えたら熊っつったからだよ。」
「何アンタ! 私が全て悪いってワケ!? 諸悪の根元は準太が私の事犬って言ったからじゃん!!」
「え……だってお前忠犬じゃん。
「私のどこを見てそう言うの君は。」


大体ひどいよ、準太は!
突発的に「お前犬だよな。」とかありえなくない!?
犬は利央で間に合ってるわよ!!!(聞かれたら怒るかな)


「だからさぁ、お前はアレだよ、3年生に対しての忠犬って事だよ」
「何よそれ。直球で貶されてるのかな、私。
「お前俺が頼んでもしてくんねぇのに3年生がちょろっと言っただけで何でもすんじゃん」
「お前は年上を敬うという事を知らんのか。私は年上は敬うの。だから3年生は敬うんですー」
「じゃあ1年は。」
「それはあれよ、可愛いから可愛がってんのよ。
「・・・・・・・・・・・・」
「何よその目は。あんたアレだよね、吊り目だったら絶対に武蔵野の榛名君に似てるよね。
「おっまえ、嫌な事言うなよなぁ!!!!」
「えぇぇええ!? 今のってそんなに怒られるところなのかな!!!」
「だったらお前同学年にはどう接してんだよ。」
「いきなり態度変わるね、凄いよ、変だけど尊敬するよってイタタタタ


普通に首絞めにかかられたんですがどうよこれ。ピッチャーというかエースというか人間としてどうよ。


「真面目に質問に答えろ…!」
「わ、解ったよ! えっと、同学年? 私より多少下として扱っ「てめぇえええええ!!!!!!!」
「っぎゃ―――!!!!! お助けーっ!!! 殿がご乱心――――――っっ!!!!!!!!!!
「待ちやがれ――――――っ!!!!!!!!!!!!!」


私が部室飛び出してグラウンド逃げ回ってたら準太も後ろからついて来て2人でギャーギャー喚きながら走ってそれが練習じ
ゃないのって思えるぐらいキツかった。


この後私はグラウンドの端っこでのんびりと座りながら私達を微笑ましそうに見ていた慎吾さんと山さんに逆ギレして突っか
かって行って準太から怒られたのは無理もない話だったり。
何が書きたかったんだろう、自分。 取り敢えず準太書きたいなぁと思ってたらこうなっちゃった…。
準太はこんな激情じゃないし大声出しながら走り回らないよ。違うよ、準太じゃないよ…! 冷静さが皆無だよ…!!!
我が家の準太はこんなんですすいません。orz それにしてもこれ名前変換小説じゃねぇよ…!!!! というか全体的にテンションが高過ぎて申し訳ないorz

2007.9.17